中国本土における中国人強制連行・強制労働と万人坑(平和を考え行動する会)

日中15年戦争時に日本の民間企業などにより中国本土(大陸)で強制労働させられた中国人被害者の数はおよそ4000万人にもなります。その地域毎の内訳は、「満州国」をでっちあげた東北で1640万人、「第二の満州国」にするための分離工作を推し進めた華北で2000万人、華中と華南のそれぞれで最低でも10万人単位、おそらく100万人単位です。

炭鉱や鉄鉱などの鉱山や軍事要塞や巨大ダムの土建工事現場などで強制労働させられた中国人被害者の多くは、過労と飢えにより衰弱死(過労死)しました。また、作業中の事故や、伝染病や、理不尽な虐待と暴行も、多数の犠牲者を生む原因になっています。

1000万人にもなる膨大な数の犠牲者の遺体は、それぞれの事業所(現場)に近い山中など人目につかない場所に捨てられ、数えきれないほどの「人捨て場」が中国全土に形成されました。その「人捨て場」を中国の人々は万人坑と呼んでいます。そして、犠牲者の数が万人の単位になる巨大なものを含む多数の万人坑が21世紀の今も中国各地のいたる所に残されています。

ところで、日本で話題にされる中国人強制連行・強制労働のほとんどは、日本国内(内地)に連行されてきた約4万人の被害者に関することだけであり、中国本土(大陸)における強制連行・強制労働は日本ではほとんど知られていません。今回の「愛知戦争展ウェブ展示」を通して、中国本土における強制労働の凄惨な実態と万人坑について認識していただければと思います。

 

(補足)
中国本土における中国人強制連行・強制労働と万人坑について更に詳しく知りたい方は、ホームページ「万人坑を知る旅_2020」(下記URL)を参照してください。
   ⇒ http://miyosi.webcrow.jp/index.html

大同炭鉱万人坑‐坑道入口 

大同炭鉱万人坑‐ミイラ化した犠牲者の遺体 

阜新炭鉱万人坑‐犠牲者追悼碑

阜新炭鉱万人坑‐犠牲者の遺骨 

北票炭鉱万人坑‐新記念館(建設工事中)

北票炭鉱万人坑‐犠牲者の遺骨

淮南炭鉱万人坑‐教育館中庭

淮南炭鉱万人坑‐犠牲者の遺骨